コラム6 非日常空間
予期していない情景に遭遇することがある。 ここは田舎の森の風景ではない。都心の渋谷、原宿である。 時間がとまっているかのように錯覚する光景である。
ここは明治神宮の敷地である。多くの人は本殿への玉砂利を 敷きつめた参道を引き返してしまう。 敷地をひとまわりすると体験できる場所である。
日々の生活にも、非日常性を実感し、 癒されるスペースがあって良い。 それをどんな形で、体験できる空間にするのか。 和辻哲郎の「サアァッ」という言葉を思いだすときでもある。